見たことない!自然の不思議がいっぱい。ロンドン自然史博物館
自然の偉大さや、地球の尊さを教えてくれるものの一つが、世界各地にある自然史博物館です。その中でも、代表的な博物館がロンドンにあります。
標本や化石にはあまり興味が無いな…っと思っているあなた!
いえいえ、ここにはいろんな「Wow(ワオ)」がいっぱいなんですよ。
ロンドンを訪れる際は、是非とも足を運んでみて欲しい、オススメの博物館です。
※本記事(主に写真)は2019年8月に訪れた当時の内容です。Meの美術館訪問の軌跡を残したいことと、これから旅を考えている方の参考になればと思っています。再度訪問した際は、内容をリバイスする予定です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。
ロンドン自然史博物館とは
元は大英博物館の一部門であった、ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)。寄贈された動物・植物・鉱物のコレクションが始まりで、その後、膨大に膨れ上がった標本や資料を収蔵するため、1881年に新しい博物館として開館しました。
自然史博物館の建築にあたっては、創設者であるリチャード・オーウェンの意向により、中央ホールの天井には数多くの植物画が描かれ、テラコッタ製のパネルには多数の動物・植物が浮彫されています。
「展示物と建築の調和が素晴らしいな〜」と思っていたのですが、自然史博物館のために作られた建物ということが分かって納得!
展示物を妨げるような装飾ではなく、遠目に見ると分からないような、あくまで控え目なのに、博物館が持つメッセージを主張している。どんな動植物がいるのか、探してみるのが楽しく、ついついキョロキョロしてしまいます。
エントランスホールである「ヒンツェ・ホール(Hintze Hall)」。展示は「レッド・ゾーン(地質学)」「グリーン・ゾーン(動物・植物・鉱物の標本)」「ブルー・ゾーン(地球上の生命の多様性展示)」「オレンジ・ゾーン」の4つのテーマ別に分かれています。展示物は膨大で、広い館内なので、時間が無い場合は、あらかじめ、どのゾーンを中心に見るのか決めておくと良いと思います。
なんと言ってもイギリスの主要な美術館や博物館は無料!こんな充実した展示が気軽に見ることができるなんて…うらやましい限りですね。
入ってすぐに圧倒される「ヒンツェ・ホール」
エントランスホールから入ってすぐにある吹き抜けの「ヒンツェ・ホール」には、天井から吊り下げられた、巨大はシロナガスクジラの標本が迎えてくれます。
実は私がこれまで訪れたことがあるのは、ディプロドクスのレプリカの化石標本が展示された様子でした。博物館の目玉の一つだったんですよね。2019年訪れた際、エントランスホールが全く違う印象になっていて、とても新鮮。
この展示の入れ替えは、創設者・オーウェンの当初のビジョンを実現するためだそうで、2017年にシロナガスクジラの標本がヒンツェ・ホールに移転・展示されることになったのだとか。
どこから見てもフォトジェニックで絵になる姿に、いくら写真を撮っても撮り飽きることのない魅力に溢れている空間です。
ヒンツェ・ホールだけでも見所は満載。2階の小窓から覗くのは、鳥が飛ぶように展示されているエリア。外から見た場合も考えた展示になっているのはサスガですね!
企画展もスゴイ!「MUSEUM OF THE MOON」
英国のアーティストLuke Jerramによるツアーアートワークが、2019年5月17日から2020年1月1日までロンドン自然史博物館で開かれていて、偶然にもこの展示に遭遇。
真っ暗なホールに浮かぶのは、NASAの画像を使って作成されたという直径7メートルの月。とってもリアルなので、肉眼で見ることができるのがとても不思議な気分でもあり、その神秘的な姿に感動してしまいます。
暗いホールに、月が浮いている。そんなシンプルな展示なんですが、今まで見たことの無い・体験したことの無い、この旅で見たものの中でも印象深い企画展でした。
ロンドン自然史博物館は、どこもフォトジェニックな場所や展示ばかりですし、興味深いものがたくさんあるので、ぜひ時間をかけて周りたいところですね。私も、何度か訪れているものの、駆け足ばかりなので、今度行くときは、ゆっくり見て周りたいな〜と思っています。
ロンドン自然史博物館の行き方
所在地: Cromwell Rd, South Kensington, London SW7 5BD, United Kingdom
最寄り駅:サウスケンジントン駅(構内にも案内があるので迷わないはず)
こちらもぜひ!
旅の費用・スケジュールは?ロンドン旅まとめ(2019年8月)
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