秋に実をつける“フェイジョア”はどんな果実？（実がなるまで・挿し木）
元々運動不足なのに、コロナの影響でテレワークになるとさらに動くことが減り、体重もすくすくと成長中…。これはヤバイ！ ということで、「やろう、やろう」と言っていた週末の早朝散歩をはじめました。
ガーデニング好きな私たちは、リタイア後の新居を夢見ながら、もっぱら人様のお宅のお花や植木を見て、どんなものを植えようか、どんな庭にしようかと相談しながら歩いています。
見たことのない木。どなたさま？
ご近所のお宅に、オリーブにも似た雰囲気を持つ木を見つけました。
白い花に真っ赤な雄しべや雌しべという、独特のお花をつけて、なんともおしゃれ！
丁度外に出ていたおじさんが、私たちに気づき、声をかけていただきました。お話しによると、秋に熟して木から落ちた実はスプーンで食べることができ、梨のような味がするとのこと。スプーンで食べられる実？？ 背丈もあまり高くないこの木にどんな実がなるのか、想像ができません。
後で調べてみると、この木は「フェイジョア」というのだとか。なかなか覚えられなかったのですが、そこは流石のOTTOさん。「Hey, （ヤクルトの）ジョア！」の変化系と覚えたらいいそうで、不覚にもこの方法で覚えられましたw。南米原産で、エディブルフラワーとしてお花も食べられるのだそう。
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アーモンド？みたいな実がいっぱい！
秋に訪れると、葉っぱよりも少し小ぶりな実があひらこちらに。見た感じはとても硬そうです。
偶然にも、前回お会いしたおじさんにも再会。実についてお話ししていると、「差し上げますよ」となんともうれしい申し出が。こんな見ず知らずの私たちに申し訳ない…、でもラッキー！！
フェイジョアの実は、枝から落ちた時が食べ頃の目安みたい。落ちた実を、洗って冷蔵庫で保管されていたそうで、袋にたくさん入ったフェイジョアをいただきました。
フェイジョアの実を食べてみた！
いただいた実は、こんなにたっくさん！ 顔を近づけるとほんのり甘い香りがします。
切ってみると、スゴくいい香り！！ でも少しおくだけで、変色が始まるようです。
キウイを食べる時のようにスプーンでクルッとすくって口に入れてみると、なんということでしょう！もう40年以上生きているのに、初めて触れる香りと爽やかな甘さの果物です。
フルーツなのですが、お花を食べているようなフレーバー。確かに外側に近いところは梨に似た食感がありますが、フレーバーは段違い。とっても幸せな気持ちにさせてくれます。
この実を食べてしまえば、お家に迎えるしかありません！ 今から楽しみです！
新しい発見を教えてくれたおじさんに感謝！！
遂にわが家にもフェイジョアさんがきた
フェイジョアの苗を買った2021年。将来お庭のある家に引っ越ししたら、植えたいと思っていたのですが待ちきれませんでした。
通常フェイジョアはオリーブなどと同じで複数の株がないと実がつかないのですが、アポロやクーリッジという品種は自家結実できるとのこと。近くのお店を片っ端から電話をしてようやく見つけることができました。OTTOさんの「すぐ欲しい！」という熱意ですwww
しかし、やっと見つけたクーリッジの苗は、ヒョロリとして、葉っぱも落ちてしまい、貧弱で可哀想な風貌。
そんなフェイジョアでしたが、短く剪定して、春を迎えると、あちこちから新芽が出てきて、ツボミも付け始めました。カワイイ！！！
そして、遂にあのエキゾティックな花をたくさん咲かせてくれました！感動！
今年は、なかなかOTTOさんと受粉に関して相談をする時間もなく、指でゴリゴリ受粉することにしました。「どうか実がなりますように・・・（ゴリゴリ）」
花が終わると、ポロポロと落ちていきます。なかなか一株だと難しいのかなと思っていたものの、夏を迎えて4つの実が残りました！ 少しずつ少しずつ大きくる実を秋まで見守ります。
フェイジョアの枝を挿し木してみた
ちなみにクーリッジは結実種ではあるのですが、実がつかない場合もあるそう。なので、複数の株があった方が確実らしいんです。
そこで思いつきました。われわれご近所散歩で、フェイジョアがどこに植えられているかチェック済み。ご近所ってことだけでなんの接点もないのですが、どこかで枝をもらってこようという「挿し木計画」です。
例のおじさんはいつ会えるかわからない。そこで、一番確実なのは、近くのお店に植わっていたフェイジョアです。伸び放題だし、お店が空いている時にお伺いすれば、枝の一つや二つもらえるのではないか。
ということで、OTTOさんが突撃したところ、枝をGETしてきてくれましたーーー！ 昨年の2021年の夏から4本ほど挿し木をして、残ったのはこの一本。葉っぱは緑のままなので、枯れてはいないはず。ピクリともしないまま1年が経ちました…。
そして、この夏、キセキが起こりました！
ニョキッと新芽が出てきたんです！
そこからは早い！日に日に新芽が大きくなり、新しいところにも芽が出てきています。涙が出るほど嬉しくて、1年、辛抱強く待ったかいがありました。ホントありがとう。
いただいたお店に感謝して、このフェイジョアは「ミヨシさん」と命名！
ミヨシさん、これからもよろしくね！
（ちなみに、もう一つのフェイジョアは「シブヤくん」です）
