予約必須!コロナ禍の美術鑑賞、上野・東京都美術館「ゴッホ展」へ行ってきた
秋の空気が気持ちいい11月上旬。
コロナ禍になって控えていた外出も徐々に解禁中。久しぶりに美術館へ行こうということで、上野・東京都美術館「ゴッホ展」を訪れました。
上野・東京都美術館「ゴッホ展」
上野・東京都美術館で2021年9月18日(土)~12月12日(日)まで開催されている「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」では、クレラー=ミュラー美術館からファン・ゴッホの絵画28点と素描・版画20点が展示されています。
ヘレーネ・クレラー=ミュラーは、まだなの知られていないゴッホの芸術性を見出し、事業家の夫と共に約270点もの油彩画・素描・版画を収集し、美術館の設立に情熱を注ぎました。ヘレーネがゴッホの絵画の収集を始めたことがきっかけで、評価が高まっていく時代的な背景なども知ることができる展覧会になっています。
会期 | 2021年9月18日(土)~12月12日(日) |
会場 | 東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8-36) |
開室時間 | 9:30~17:30(入室は17:00まで) |
夜間開室 | 10月15日(金)以降の金曜日は9:30~20:00(入室は19:30まで) |
休室日 | 月曜日、11月22日(月)、29日(月)は開室主催 |
観覧料(税込) | 一般:2,000円、大学生・専門学校生:1,300円、65歳以上:1,200円 |
公式Webサイト | https://gogh-2021.jp/ |
予約必須!コロナ禍の美術館訪問
コロナ禍ということで、美術館の入場には予約が必須。
事前にチケットを購入・予約する場合は、来場日の午前9時までならオンラインで可能です。
当日は、美術館のチケット売り場で予約購入できますが、当日のチケット数は少ないので、早い者勝ちで時間は埋まって行くそう。なので早めに来場する必要があります。私が訪れたのは11月3日の祝日で、美術館に到着したのが10時15分ごろ。この時点で、入場可能時間は13時半でした。
13時半に再び会場を訪れた際には、当日入場分は完売していたように思います。当日入場を予定されている場合は、お昼くらいまでにはチケット予約を済ませた方が良さそうですね。
肝心の「ゴッホ展」の感想は?
日本の企画展はめっぽう苦手。人気の画家の場合は、絵を見に行くというよりも、人を見に行っているようなものだから。どうしても、好きなだけ好きな作品の前で過ごせる海外と比べてしまうんですよね><
コロナ禍で入場制限されているので、いつもよりも快適に鑑賞できるのではないかと期待したのですが、人気の画家・ゴッホというだけあって、やっぱり人・人・人。自分のペースで鑑賞できないのがつっ辛い…。あくせくして疲れてしまいました(涙)。
とはいえ、今回の展覧会では初めてゴッホの素描に触れ、もちろん知らない絵にも出会えましたし、新たな発見もできました。そして何より、兄の才能を信じる弟のテオの言葉 -兄の才能は理解できる範囲を超越しているが、後世の人がその価値を認めてくれるだろう(と言った内容だったはず…)ー に胸が熱くなりました。画商として働いていたテオは、才能を見抜く確かな目も持っていたはず。それは兄の才能の影に隠れてしまうけれど、テオもまた画商としての才能を持っていたのではないかと思うんですよね。
(余談)
本展覧会では、アムステルダムにある「ファン・ゴッホ美術館」からは、「黄色い家(通り)」を含む4点が展示されています。言わずもがなではありますが、アムステルダムの「ファン・ゴッホ美術館」は、作品の充実度だけではなく、インタラクティブオーディオも楽しく素晴らしい美術館。いつも世界中から訪れた観光客で長蛇の列になっています。海外の美術館では珍しく、写真撮影はNGとなっているのが残念なんですけどね。
待ち時間は何していたの?
チケットを予約してから13時半まで時間があるので…
東京都美術館傍の「上野恩賜公園」に展示されている東京藝術大学の作品を鑑賞したり、
料理しないくせに、かっぱ橋横丁まで行って食器を見てブラブラしたり、
お昼は、こちらの「天ぷら 福岡」というお店で天丼をいただきました。目の前で揚げていただける出来立ての天ぷらがサクサクで美味しかったです!
芸術の秋。食欲の秋。
秋を満喫した贅沢な1日を過ごせて、大満足な1日となりました♫