突然訪れるその日のため。喪服準備は時間のあるときに

祝い事は事前に準備はできるものの、悲しい知らせは突然やってきます。
実は先日、会社の上司の方が突然お亡くなりになられました。

親しい間柄では無かったこと、コロナの影響で今年は顔を合わせることも無かったほどだったのですが、少しでもお世話になったお礼にと思い、葬儀に出席させていただきました。

不幸について話すのはご法度なのかもしれませんが、私よりも若い世代の方には、時間の余裕がある時に身の回りの準備を進めておいた方が良いよっとアドバイスさせてください。自分自身を振り返ると、心からお見送りするためにも、必要な準備だったなと思っています。

突然の20万円の出費はイタイ…

20代や30代の頃は葬儀に出席すること自体あまり無く、あったとしても祖父母や親戚だったので特にかしこまらず、手持ちの黒いスーツを着るくらい。なので、葬儀のことを考えること自体ありませんでした。

そんな中、10年ほど前に学生時代の友人が亡くなったとの連絡が…。30代半ばの事です。実は一年前の同窓会で難病であることを聞いていたのですが、亡くなることなんて想像できず、もちろん何も準備などできていません。

連絡を受けた当日、会社を早く切り上げて喪服を買いに行くことに。どこで売っているのかすら知らない中、とりあえず百貨店へ行き、必要なものを一式揃えました。総額20万円弱です。普段こんな大金を使うことがなかったので、イタかったですね。

喪服：ワンピースと上着（約7万円）

10年前に購入したものなので、着ることができるか心配でしたが入りました。ほっ。百貨店のブラックフォーマルで購入した、私にとっては高価なものなので、一生ものとして着たいと思っています。

パールネックレス・ピアスセット（約10万円）

フェイクのパールでもそれなりのお値段がするので、購入する気にはなれず、思い切ってアコヤのパールを購入しました。結婚する時に母が買ってくれると言っていたのですが、当時そんな日は来ず…。

ハンカチは使う直前にアイロンがけするつもりで、洗ったままでシワシワです。さらに数珠は母からもらったもの

鞄（1万円くらい）

その場にあった布でできたものを選びました。毛皮や革など“殺生”を連想させる素材のものは避けるのがマナーだそうです。

ふくさ（3,000円くらい）

こちらもその場にあったものを選択。特にこだわりなく。多分一番お安いものだと思います。私のことだから…。

黒のハンカチ（1,500円くらい）

販売員の方がおっしゃっていたのですが、葬儀のマナーにかなった黒色のハンカチというのは、ハンカチ売り場にはほぼ無いそうです。なので、探しに行ったお客さんは結局戻ってきて、ブラックフォーマルの売り場で購入されているとのこと。私も購入後に、ハンカチ売り場に行ってみたのですが、確かに無かったですね…。

靴（3,000円＠ユニクロ）

葬儀用の革のシンプルなパンプスがあるのですが、今回こちらのユニクロのパンプスを履いてみました。

数珠入れ（1400円）

ずっと買わないと思っていた数珠入れをようやく購入しました（2021年5月）！紫やピンクなどの色もあったのですが、ここはシンプルに黒をチョイス。柔らかな素材なので、折りたたむことも可能。さらにお花の刺繍がしているので、少しリッチな印象です。

私の後悔。だから事前の準備を

喪服は、スーツを販売している「AOKI」や、「イオン」などのショッピングセンターにも売っていますよね。今となればそういう事が分かるのですが、突然の連絡にパニックになってしまい、全く考えがおよびませんでした。もし、事前に準備していれば、喪服や必要な小物はネットでも購入できますし、納得したものを手に入れる事ができると思います。

葬儀の準備なんて縁起でも無い！っと言われるかもしれませんが、今回改めて後悔した事があります。

OTTOさんからも、以前、冬の葬儀で使える黒いコートを、バーゲンの時期に買っておいた方がいいよっと言われていた事がありました。その時はスルーしてしまっていたんです。

そんな中、先日の不幸。この時期には上着が必要です。
とは言っても、黒のコートを着る機会もあまりなさそうですし、ケチケチな私は定価で購入は考えられない！っという事で、土曜の朝からZARAにおもむき、40％のバーゲンになっていたこちらのコート（17,990円→10,990円）を購入しました。ZARAあるあるなのですが、すぐ毛玉ができたり、ウールの毛が抜けやすそうな雰囲気がありますが、シルエットはOKだと思います。今回着て問題なさそうなので、葬儀用として使っていきたいと思います。