秋空と緑と彫刻とピカソも。オープンエアーで楽しむ箱根・彫刻の森美術館
10月にGoToトラベルを利用して、箱根へプチ旅行。
お正月以来なのでワクワクしていたのに、初日は天候が悪い上、利用したお宿にもガッカリしてしまい、朝食も食べずにチェックアウトすることに。
でも、翌日は快晴! 秋空の下、初めて訪れた彫刻の森美術館では、ゆったりした時間を楽しめましたよ。
彫刻の森美術館とは
箱根の山々が望める広大な庭園に、 近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されている彫刻の森美術館。国内ではじめての野外美術館(オープンエアーミュージアム)なのだとか。庭園の緑をステージに、自然と調和するように配置された作品を思い思いに眺めたり、天気の良い日は、ゆっくりと散歩を楽しみながらアートにふれることができます。
また、2019年にリニューアルした世界有数のコレクションを誇るピカソ館は必見。学生の頃に訪れたことのあったOTTOさん曰く、「あのショボかった(ごめんなさい!)、ピカソ館の面影がないー」っというほど。充実した内容でした。
入館料:
個人 | 障害者手帳お持ちの方 | |
一般 | 1600円 | 1000円 |
大学生・高校生 | 1200円 | 700円 |
中学生・小学生 | 800円 | 500円 |
※JAF会員でさらに100円割引!
所在地:〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
駐車料金:美術館来館者は5時間まで 500円
青空に映える彫刻の森の作品たち
この日、私が気に入った作品の一部をご紹介。
入ってすぐのところにあるのは、岡本太郎の「樹木」。空の雲とコラボするような躍動的なフォルムに、力がみなぎっています!
中に浮くミラーの球体「my sky hole 81」。写真に撮ると、より吸い込まれるブラックホールのよう。ダリの絵画のような不思議な世界を見ているようです。
「ネットの森」を背景にするのは、写生場所を探しているゴッホをモチーフにした彫刻。
ネットの森の中では、みんな楽しそう♪ 「堀内紀子:おくりもの:未知のポケット2」で遊ぶちびっ子たち!
見る角度によってフォーカスポイントが変化する「フランソワ・モルレ:網目の球体」。吸い込まれるような不思議な感覚が味わえます。アイデアが秀逸!
力尽きたの?これぞ大の字の見本「アントニー・ゴームリー:密着Ⅲ」
彫刻の森で一番のWowは
今回一番感動した作品を誘うのは、この足跡。
「これも作品だったのね!」と後で知った「有田暁子:足跡」。色んな所に足跡が。
ここにもトコテク、トコテク♪
こっちにもトコテク、トコテク。足跡を辿って行き着いた所には…
最大級のWowが。万華鏡の中にいるような作品「ガブリエル・ロアール:幸せをよぶシンフォニー彫刻」。
圧倒されるその作品は、この場所で自分の目で見て、全身で感じて欲しいですね。
世界有数のヘンリー・ムーアコレクションを誇るという彫刻の森美術館。その中の一つ「ヘンリー・ムーア:ふたつに分けられた横たわる像:ポインツ」。
コロナの影響で美術館を訪れる機会も減りましたが、このオープンエアーの彫刻の森美術館は密とは無縁! アートに餓えている人、緑に触れたい人にも、ピッタリの場所です。
オススメ度:★★★☆☆
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