水に浮かぶ“正倉院”。アートを守る現代の宝物庫・佐川美術館
琵琶湖のすぐ側に佇む、佐川美術館。
木目の入ったコンクリート打ちっ放しとガラスで囲まれ、現代的なシャープさを持つ建物であるものの、どこか見たことのあるような懐かしさ。
それは、水に浮かぶ“正倉院”-。アートを守る、現代の宝物庫を訪れました。
佐川美術館とは
佐川急便の創業40周年記念事業の一環として、1998年3月に開館。当たり前ですが、だから「佐川美術館」なんですね。日本画家・平山郁夫、彫刻家・佐藤忠良、陶芸家・樂吉左衞門の作品を常設展示しているだけではなく、企画展などを開催。また、樂吉左衞門館として、十五代本人が建築にたずさわり作られた水面に浮かぶような茶室では、自然と調和する一体感を味わえます。
区分 | 個人 | |
常設展 | 一般 | 1000円 |
高校生・大学生 | 600円 |
※ 専門学校・専修学校は大学に準じて適用
※ 保護者のご同伴の下、中学生以下は無料
※ 障害者手帳提示でご本人様と付添者1名まで無料
開館時間:9時30分~17時(最終入館は16時30分迄)
休館日:週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始
住所:〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川2891
静寂の美
残念ながら作品や茶室の中の撮影はできなかったのですが、凛とした静寂さを醸し出す建物を紹介します。コンセプトはきっと、自然と琵琶湖との調和。無機質の中に、水とのリンクを見つけることができます。
この日はあいにくの雨。どんよりしています
天気が良ければ、水面の反射などもっと面白い写真が取れたかな〜
奥の緑がリフレクトする床。静かな湖面のようです
木目がエンボスされたコンクリート打ちっ放しの壁。無機質の中に温もりが
天井の切れ目の上は水面。湖の底にいるよう
近くを訪れた際は、ぜひ足を運んで欲しい美術館の一つ。展示されている作品には好みもあると思いますが、建築は一見の価値ありですよ。
オススメ度:★★☆☆☆