実家に見る終の住処問題。この世に便利な田舎なんてあるのだろうか

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母から電話があった。
父のスマホがおかしく、母はLINEができないという。

前回機種変してからすでに4〜5年経っているので、そろそろ替え時かもしれない。そんな訳で、週末を利用して実家に戻った。

途中、壮大な富士山が。ホント、富士山って特別。

ここにはもう住めない…

実家には最寄りの駅からバスに乗って20分ほど。
さらにバス停からは15分ほど歩く。

しかもバスも年々本数が減っていて、今では朝の6〜8時までは1時間に2本。
それ以外は1時間に1本になってしまった。

今回、駅からタクシーを利用したのだが、その金額は3,800円!!
以前利用した時から、1,000円ほどUPしているではないか。

タクシーの運転手さん曰く、「ガソリン代も高くなってるし、人手不足でもあるし、なかなか厳しいんだよね。しかも、利用する人も減ってるしね。前はお客さんのお家の方にも日中も夜もよく行っていたけど、今じゃ、昼間に送ることはまれだし、夜も減ったよね…」

画像はイメージです

私の実家があるのは一時ベッドタウンとして、子供も多く新しい小中学校ができたようなところ。しかし今では、ご近所さん含め高齢化が否めない。

80を超えた父の世代は免許も返納していて、活動範囲が狭まっている。車が必須の土地であるものの、いつもタクシーを使うのは経済的に厳しく、市が運営するコミュニティバスも1時間に1本。病院に行くにも、買い物に行くにも、シニア世代には厳しい場所である。

この実家の現状を身にしみて知っているがゆえ、自分の終の住処を考える時、実家のような土地には住めないと思ってしまうのである。

しかし田舎者ゆえの譲れないこと

昔、田んぼだったところの多くは住宅地に変わった。道路を挟んだ斜め向かいには、コンビニができたし。周りの景色は時と共に変わっても、山や川で遊ぶのが大好きだった子ども時代の記憶は、私の一部。土を触るのが好きで、緑が無いと生きていけない。

終の住処探しをほんのり初めたが、田舎の風合いを残した便利でキレイなところが理想郷。そんな都合の良い場所なんてあるのだろうか。

改めて、なかなかの難題だな。

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