5日目:こんなの初めて!な「クラウド・フォレスト」が最高に楽しかった

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「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」の中でも特大級のWowだったのが、「クラウド・フォレスト(Cloud Forest)」。色んな角度からの発見や感動が溢れている、“初めて”が経験できる場所でした。植物園をエンターテイメントにした究極のアミューズメントパークとは!?

ただ、、、植物が好きな人限定という可能性があるかも…

「クラウド・フォレスト」とは

「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」の中にある2つの冷室ドームのうちの一つ。気温は23℃~25℃に保たれ、湿度は80%〜90%という低温多湿な標高約2,000メートルの雲霧林を再現しています。

ウォーター・フォール

まず入って「なんじゃこりゃー」と圧倒されるのが、巨大な山から流れ落ちる滝。35mの高さと水量。しかもこの山の表面は沢山の植物で覆われている。こんなの見たことないです。

巨大な山が植物展示のメインになっていて、もちろんその周りにもさまざまな植物が生息。

ガラスのドームの幾何学的な模様と、有機的な建造物。そのコントラストも美しい。写真ではイマイチ伝わらないと思うのですが、何層にも重なる植物の厚みも圧巻です。

アバター: ザ・エクスペリエンス

私たちが訪れた時は、映画「アバター」の世界を「クラウド・フォレスト」内で再現し、体感できる「アバター: ザ・エクスペリエンス(Avatar The Experience)」が開催されていました。「クラウド・フォレスト」と「アバター」の2 つの世界を同時に経験することができる、没入型のイベントなんです。

全く何のことか知らずに訪れたことや、最初に出会ったのが滝の下にいるこのキャラクターだったので、「そんなコラボなんてしなくていいのにね〜」なんて思っていたのですが、なんのなんの。その世界観はシンクロするほど、親和性があって、楽しかったです🎵

↓ 写真だと、いかに山が巨大なのか、どれだけ植物が生い茂っているのか、わかりやすいですかね。ここからの角度では山の頂上は全く見えす、人はこのちっささ。

遊歩道が山の周りを囲っています。どんな景色が広がっているんだろう。

とここで、新たなアトラクションが!

なになに、、、アバターに変身できるとですか!? モニターの前に立って、少し待つと…

Meアバターの一丁あがり!
今時珍しくない技術なんですけど、なんだか楽しいです。

下から見上げると、山と遊歩道と温室のガラス。スゴイ建造物ですよね。

この写真ではわかりづらいかもですが、遊歩道からピンクの物体ぶら下がっているんです。これもアバターに出てくるキャラクターみたい。この空間にも違和感ないんですよね。むしろ、いいアクセントになっています。

二つ目のアトラクションがありました。小屋みたいなのがあって、中に入ると、、、

影絵が、アバターに出てくるキャラクターになるみたい。還暦前のおじさんが、子供達が楽しんだ後に、踊ろうと待っていますw

小屋を出て少し進んでエレベーターに乗ると、一気に頂上へ到着です!

ロスト・ワールド

山の頂上には標高2000mを超える高地に生息する食虫植物やシダにコケなどが集められている「ロスト・ワールド」。

なんと、頂上の池にはデイル・チフーリのガラスのインスタレーションが展示されていました!

ガラスという人工物なのに、有機的なチフーリの作品は、この場所に映えますね。

白いお花のようなインスタレーションは可憐で個人的にはとても好みなんだけど、もっと巨大で大胆な作品でも良いかも。この空間の迫力がスゴすぎるので、せっかくの作品がちょっとかすんじゃった気も…(あえてなのかもですね)

クラウド・ウォーク

ドームの外にはベイエリアやマリーナベイサンズなど、シンガポールの近代的な建造物が。

遊歩道から下を覗き込むと、この高さ。足がすくむようなスリリングさ。「ぞぞぞ」という感覚も普段感じることがないから、これも新鮮です。

遊歩道のスロープはとても緩やか。
エレベーターで頂上まで上がり、そこから降るだけなので、楽なんですよね。

そしてこの構造は、車椅子や高齢の方にも優しい作りに。実際に車椅子の方もいらっしゃって、ダイバーシティまで考えられててスゴイな〜と思っちゃいます。

ここが頂上の外側。フォトスポットみたい。

頂上の両端が少し迫り出しているような作りになっていて

アバターのピンクの物体は程よいアクセント。にしてもこの高低差と緑の茂み。

山の壁面を見上げると、ぎっしりといろんな植物が茂っています。中には人よりも大きな植物もあって、どうやって育てているのだろうと気になります。

山の中に入る入り口で壁面の断面を見ることができました。

おそらく、壁面には植物が根を張れるような土のような、スポンジのようなもので巻かれ、そこに植物が根を張っているみたい。そしてこの壁面には水が流れ、常に湿った状態になっているよう。

滝を上から見ると、人はミニチュア。

山の中(クリスタル・マウンテン)に、再び現れたアバターアトラクション!

ここでは、アバターの「トルーク(ドラゴン)」になりきって、腕をバタバタしたり、方向を変えたり、なんとなくできます(自由に動けるようで動けないですけどw)。

そして最後は写真撮影。
本来1人で撮るみたいだけど、記念撮影としてOTTOさんと一緒に撮りました〜。

どこを切り取っても絵になるのが、大きな彫刻のようです。

ミストタイム

「クラウド・フォレスト」では午前10時から2時間毎に霧が噴き出す「ミストタイム」があります。もちろん植物のためなのですが、これが幻想的だし、冷室全体が霧で覆われるんです。

「ミストタイムが始まる時間にはもういないね」って思っていたのですが、気がつくとかなりの時間を過ごしていたので、思いがけず霧の噴射に遭遇できました!

遊歩道から霧が出る仕組みになっているみたい。

あっ、あの青い物体はアバターアトラクションの一つ。見逃してた〜。

遊歩道から噴射されるのが、よくわかりますね〜。そして、このガラスの天井の美しさよ。

段々霧が濃くなってきました。人工的にこれだけの空間を霧で覆うなんて…。

中は涼しく、下り坂となるので鑑賞しやすい上、フォトジェニックな場所ばかり! 飽きることがなく、思いがけず2時間ほど過ごしてしまいました。

シークレット・ガーデン

山を降りると…

多分ここが「シークレット・ガーデン」エリアと思われます。造形が美しい〜。そして手前の紫の葉の色が作り物みたいですよね。

ここのちょっとした工夫は、この虫眼鏡。

ちっちゃな蘭の花を見られるように、セッティングされているんです。優しいw

ギャラリー&シアター

最後は、アバターの世界が広がります。

アバターに出てくる植物のネットワーク「エイワ(魂の木)」をイメージしたと思われる光のインスタレーション。

そこを抜けると、シアターにつながります。シアターの床は、人の動きに合わせシーン毎にさまざまな光がざわめきます。

スクリーンには、地球のような星「パンドラ」でしょうか?

大人も子供も夢中になってしまう世界が広がっていました。

まとめ:何がそんなに良かったの?

多分、植物やアート・デザイン、建築が好きだから、ここまで盛り上がったのかもしれませんが、何がそこまで良かったのかまとめてみました。

  • 植物園を新しい発想で見せるという考え方
    植物園といえば平面が主流なのに、その発想を逆転して垂直に見せるという発想よ! より視覚的に植物の特性を活かした新しい見せ方は考えもつかない造形であり、これまでみたことのない巨大な建造物自体も驚きです。
  • 知的な植物園にエンターテイメント性を持たせていること
    植物の生育環境を整えると同時に、単に植物を見せるだけではなく、高さをスリルに霧で異世界を演出したりと、今までにない体験を提供するテーマパークのよう。また日中だけではなく、夜のライトアップ、イルミネーションなど、植物園の新しい楽しみ方を提案。さらに、いろんな業界(映画やアーティストなど)とコラボレーションすることで、何度訪れても、その時だけの新鮮さがある。スゴイ建造物で満足せず、常に新しいものを提供しようとする努力に感服。
  • 暑いシンガポールで冷室の展示を行うということ
    その発想からして面白いのですが(暑いところでさらに暑い温室では熱中症になっちゃうか…💦)、さらにサステナブルで環境に優しい工夫(テクノロジー)を取り入れているのが、奥深い。
  • 垂直な展示なのに誰にでも優しい作りになっていること
    高さがあるにも関わらず、エレベーターで一気に頂上まで運び、そこから車椅子でも降りられる緩やかで、ゆったりとした幅が確保されたスロープで降りる。ハンディキャップのある方、シニア世代、小さな子供も、みんなが楽しめるような作りになっていて、ここまで考えられているのがスゴイ。

    などなど

「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」は、近年で一番刺激を受けた場所となりました!
いくつになっても新しいに出会えるのは楽しいです!

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