モネの愛した庭と睡蓮を見に、ジヴェルニーへ行ってきました

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モネが亡くなるまで43年暮らしたのが、パリから1時間ほどのところにあるジヴェルニーという小さな村です。モネが暮らした家や庭は、当時の姿を再現し、今に伝えています。

モネ好きなOTTOさんのリクエストもあり、パリ旅行中に足を伸ばしました。
モネの描いた「睡蓮」の名画とあわせご紹介します。ぜひ見比べてみてくださいね!

※本記事(主に写真)は2017年8月に訪れた当時の内容です。Meの旅の軌跡を残したいことと、これから旅行を考えている方の参考になればと思っています。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。

モネとジヴェルニー

モネがジヴェルニーに暮らし始めた頃には、モネと妻であるカミーユ、2人の子どもたちに、当時のパトロンであったエルネスト・オシュデとその妻アリス、彼らの子ども6人が加わっていました。後に、事業で失敗したエルネストはアリスと子どもたちを残し、国外へ逃亡します。

二人目の出産で体調を崩していたカミーユが亡くなった後、モネとアリスは結婚しジヴェルニーの地で生涯暮らしました。

“光の画家” と呼ばれるモネ。晩年その創作の源となるのがジヴェルニーの庭です。モネ自ら草花や木の種類を選んで庭に植え、パレットの絵の具のように色とりどりの花が咲く「花の庭」を作り上げました。

そして、水面に影を落とすしだれ柳や水辺に咲く色とりどりの蓮池が印象的な「水の庭」。モネのインスピレーションとなり、晩年描き上げた「睡蓮」の連作は、パリのオランジェリー美術館に収蔵されています。

モネの家に行ってみた

モネの家があるジヴェルニーは、パリから電車で1時間ほど。私たちは、旅の効率を考え、現地ツアーを申し込みました。パリで集合し、バスで現地へ向かいます。さらにこのツアーを利用すると一般の方よりも早くモネの家に入ることができるので、人が少ない時間に見て回ることができましたよ。

バスを停めた駐車場から、ジヴェルニーの村を抜けてモネの家へ。田園風景の美しい、小さな村を歩くだけで癒されます。

ツアーの特権で一般のお客さんよりも早く入場することが可能なので、エントランスには私たちのツアー以外に誰もいません!やったね!

「モネの家」「花の庭」「水の庭」の全景です。
①から入って、観光客のいない間に⑥のモネの家の中を見て回ります。

ピンクの外壁と緑の建具が印象的なモネの家。

アトリエには、複製画がかかり当時の面影を再現しています。最初の白黒の写真のモネが立っていたのがこの場所なんです。

モネの寝室の壁には、馴染みの画家たちの複製画が。窓からは「花の庭」を一望できます。

黄色が印象的なダイニング。壁には浮世絵画が飾られ、日本文化への愛着が感じられます。

ブルーのタイルが可愛いキッチン。

クロード・モネ財団の公式ホームページでは、バーチャルツアーでモネの家を訪れることができます。現地を訪れることができない今だから、とってもありがたいコンテンツですよね。行ったことのある人は当時の思い出を思い起こしたり、これから行ってみたい人は予習として、ぜひ楽しんでみてくださいね。

季節の花々が咲き誇る「花の庭」

モネの家の前に広がる「花の庭」。リンゴ園と家庭菜園からなる1ヘクタールにも及ぶ広さで、中央の花壇と花壇の間には、バラのつるを絡ませるための金属製のアーチが設けられています。

絵を描くパレットのように色とりどりの花で作られた庭は、家を引き立たせ、光と陰をうまく取り入れるなど、画家的な視点で作り上げられています。

モネの寝室から見た庭の景色。

金属製のアーチが取り付けられた中央の通路。残念ではありますが、観光の際には、このアーチ内には入ることはできません…。

私たちが訪れた8月は、ダリアの大輪がたくさん! こんな立派な、沢山の種類のダリアを見るのは初めてです。どれもキレイ!「花の庭」には季節ごとにさまざまな花が楽しめるそう。

花の季節のカレンダーは以下のクロードモネ財団のサイト確認できますよ。

睡蓮を体感!「水の庭」

モネは、光の遊びと水面に反射する雲に魅了されていたそうです。
自らが作成した池に、睡蓮を植え、日本の浮世絵に描かれたような太鼓橋をかけました。池の周りには柳、竹、桜、藤、アイリス、牡丹などさまざまな植物が植えられています。

奥に見えるのが太鼓橋です。

左)「水の庭」の池にかかる柳、右)オルセー美術館の「睡蓮」。上部は柳の垂れ、蓮の葉の下には水面に映る柳を。絵だけを見ると絵の構造をイマイチ把握できてなかったのですが、現地を見て納得です!

上)オランジェリー美術館にある「睡蓮」に描かれている柳の幹は、「水の庭」にあったこの木でしょうかね〜♪ なんて想像してみたり。

モネが魅了された池に反射する雲。もちろん、今も変わらず「水の庭」で見ることができます。

箱根にあるポーラ美術館に展示されている「睡蓮の池」にも、太鼓橋や池に映る柳や雲が。モネが見て・描いた風景を自分の目で見れるのが感慨深いですね。

モネの家

住所
84 Rue Claude Monet, 27620 Giverny, フランス

電車
パリから、サンラザール(Saint-Lazare)駅から電車に乗り 約45分
GARE DE VERNON 下車

GARE DE VERNON からはシャトルバスで「Giverny」下車(スケジュール

期間
花の咲く、4月~10月のみオープンしているようです。

Mash&AyaのYoutubeもぜひ!

私の大好きなYoutuber、MashさんとAyaさん。パリで暮らしながら、届けてくれるパリの日常をいつも楽しみに覗かせてもらっています。そんなお二人もジヴェルニーには何度か訪れているようで、ステキな動画で疑似体験できますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

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