子どもの頃の思い出「夜警」に会いに、アムステルダム国立美術館へ行ってみた

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子どもの頃から傍にあった、レンブラントとゴッホの画集。
肉厚なゴッホの絵よりも、筆跡もなく、写真のようで、到底絵とは思えないレンブラントに心を奪われていました。どうやったらこんな絵が書けるのだろうかと、幼心に不思議に思ったものです。

いつかこの絵を見に行きたいとの思いが、遂に叶う時がきました。
いざ、アムステルダム国立美術館へ!

※本記事(主に写真)は2015年7月に訪れた当時の内容です。Meの美術館訪問の軌跡を残したいことと、これから旅を考えている方の参考になればと思っています。再度訪問した際は、内容をリバイスする予定です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。

アムステルダム国立美術館とは

アムステルダム中心にあるミュージアム広場には、ゴッホ美術館、アムステルダム市美術館とモダンな建築が並ぶ中、一際どしりと佇むレンガ造りの建物。それが1885年に建てられたアムステルダム国立美術館です。2003年から老朽化に伴う10年に及ぶ工事を経て、2013年にリニューアルオープンしました。この改修工事では、壁や床、天井の内装装飾が復元され、当時の可憐な装飾も楽しむことができます。そんな改築工事に密着したドキュメンタリーは、「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」として映画化されています。

多くの傑作を所蔵し、世界でも人気が高い、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」、ゴッホの自画像、そしてレンブラントの「夜警」など、オランダに馴染みのある巨匠たちの名作を鑑賞できます。

そのほかにも、別館となるアジア館やドールハウス、船の模型、武具のコレクションなど、幅広い作品を所蔵しています。

ネットで「夜警」作戦をウォッチ!

Chromeのアドレスバーの右端にある、赤枠部分から英語表記を日本語に変更すると、自動翻訳してくれるので、とっても便利ですよ。

アムステルダム国立美術館では、現在「名誉の間(Gallery of Honour)」の目玉であるレンブラントの傑作「夜警」を、来館者が訪れる展示室で、最先端の技術を用いた研究と修復を行なっています。しかも来館者だけが、その様子を生で見ることができるだけではなく、世界のどこからでもオンラインでも進行を確認することが可能。

これぞ「夜警」作戦なんです! 
すごいぞーー、アムステルダム国立美術館!!

名画を見に行こう

アムステルダムにある美術館はどこも、ITを利用したインタラクティブな展示やマルチメディアガイドがとても充実していて、ビックリしました。きっと今はさらに進化しているのではないでしょうか? リニューアル工事の映画化や「夜警」作戦をみても、そのアイデアには脱帽ですし、全てが壮大なアートの一部のようです。

マルチメディアガイドを借りると、リニューアル前の白く塗りつぶされ、装飾も外された20世紀当時の様子を確認しながら、リニューアル後復元された装飾を確認することができます。

「名誉の間」の一番奥に人だかりが。
これが本美術館の目玉である、レンブラントの「夜警」です。

念願の「夜警」とご対面!
近くに来ても人が多いものの、時間をかければゆっくりと近くで鑑賞できます。

「夜警」に掲げられている説明によると、、、何々。

えぇーーー!!

1715年にアムステルダム市役所に移転するにあたって、ドアの間に飾るにはサイズが合わないからって、カットされたんですって!! しかもカットされた部分は現在残っていないらしいです。衝撃的過ぎる!!名画がぁぁぁぁ

フェルメール作品は、どれもちっちゃいんですよね。
ミクロ!

左は彫刻を撮影、右は反射があるので分かるかもですが、彫刻ではなく絵です。特に、下の方を見ると、石の彫刻のように見えないですか?

館内にあるカイパース図書館。
オランダ最古かつ最大の美術史書コレクションを誇っています。

いくつになってもついつい見入ってしまうドールハウスや…

アジア館の入り口に佇む仁王像まで、豊富なコレクションの数々。

吹き抜けの美術館エントランスホール。奥に見えるのはカフェ

幼い頃からの夢の一つが叶ったアムステルダム国立美術館。

偶然にもリニューアル後に訪れることができたのは幸運でした。そして、美術館については、オランダは最先端を行っていると感動したのを覚えています。今はさらに進化しているであろうアムステルダムにまた行ってみたいですね。

オススメ度:★★★★☆、です!

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